Perplexity AIとは?
現代において、情報収集の方法は多様化し、検索エンジンを使った情報収集が一般的になっています。その中でも、Googleのような検索エンジンは、誰でも簡単に利用でき、必要な情報を素早く収集することができる便利なツールです。
しかし、時には複雑な質問をすることが必要になり、その回答を得るためには、複数のWebサイトを調べる必要があったり、膨大な量の情報を読み込む必要があったりします。そのような場合、一般的な検索エンジンでは、回答を得るのが困難なこともあります。
そこで、2022年12月に発表された「Perplexity AI」という会話型検索エンジンが登場しました。Perplexity AIは、機械学習を使用してクエリに対する一般的な回答を生成し、出典元である一連のWebサイトリンクを提供するWebクローラーです。リンクは、AIがクエリに関連すると判断したWebサイトへのリンクです。
このPerplexity AIは、従来の検索エンジンよりも正確な回答を複雑な質問に対して提供することができます。また、GoogleのようなシンプルなUIで「Ask anything」という入力フォームから質問文や調べたいことを入力すると、それに対する応答結果を返してくれます。対話型AIを活用したテキスト生成テクノロジーにより、ChatGPTよりも正確な回答を提供することができるのです。
ChatGPTとの違い
Perplexity AIとChatGPTは、どちらも自然言語処理の技術を用いて、質問に回答する人工知能ツールですが、以下のような違いがあります。
Perplexity AI
質問に対してウェブ検索を行い、検索結果から回答を生成する
最新の情報や複数の情報源に基づく回答が得られる
回答の根拠となるウェブサイトの情報も同時に表示されるため、信頼性が高い
定義や解説や統計など、主に事実や知識に基づく簡潔な文章を生成する
ChatGPT
質問に対してウェブ検索を行わず、内部的に学習したデータから回答を生成する
学習データは2021年までのもの
データの出どころが不透明で、情報の正確性や信頼性に欠ける場合が多い
詩や物語など、自然な表現や多様なジャンルの文章を生成することができる
以上のように、Perplexity AIとChatGPTはそれぞれ長所と短所があります。目的や状況に応じて使い分けることが重要です。
使い方
Perplexity AIの使い方は簡単です。登録も必要なく、無料で使えます。まずはPerplexity AIのサイトに行ってみましょう。
Ask anthing... と書いてある欄に検索したいワードを入力して検索してください。
今回は「元祖長浜ラーメンの現在の価格は?」と質問してみました。※この記事を書いたとき無性に食べたかったのです…
検索結果はこちら
この記事を執筆しているのは2023年3月25日です。検索結果で2022年月現在となっているのは、出典元の情報によるものでしょう。
今回は5つの出典元があるようです。〚〛5 SOURCES の下にリンクが出てきました。
検索した結果について、もっと詳しい情報を知りたい場合は、リンク先を読みましょう。
注意点
常に情報が正しいとは限らない
当たり前のことですが、検索結果が常に正しいとは限りません。
Perplexity AIは複数の出典元を示し、出典元からの情報を統合して回答してくれますが、出典元が正しい保証はありません。
最新の技術だからと慢心せず、回答が間違っていることも頭の片隅に置いて使用しましょう。
日本語で入力しても回答が英語になることもある
日本語に完全対応していないのか、日本語で質問をしても回答が英語になることがあります。
英語が読めない場合はDeepLなどの翻訳ツールをしようしてみましょう。
また質問文を工夫して「~について日本語で回答してください」と入力すると日本語出力になる可能性が高いです。
追記:iPhone用のアプリが登場!
Perplexity AIの公式iOSアプリが登場しました!
今まではwebサイトでの使用のみでしたが、これからはiPhoneアプリとして使えるので、ますます便利になります。
まだ使ったことのない方は是非試してみてください。
Perplexity - Ask Anything(APP Storeのリンクはこちら)
まとめ
以上、Perplexity AIの使い方について詳しく解説してきました。
使い始めるとすぐに手放せなくなるツールです。
ChatGPTとの使い分けで、より情報収集が効率よくできるようになります。
Perplexity AIを使いこなし、生産性をどんどん上げていきましょう。